積み立て投資を始めてから夫の精神が不安定。原因と対策は?
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
「ファイナンシャル・フィールド」に掲載された記事です。
投資を始めてから夫の精神が不安定。
なかなかのタイトルです。
家庭が心配になります。
そして、投資を始めてからメンタルが不安定になるのは「あるある」だと思います。
珍しい話ではないと思いますので、対策を考えてみたいと思います。
夫の提案により積み立て投資をはじめたものの…
まずは今回の記事の主役であるTさん夫妻の概要です。
Tさん夫妻はもうすぐ50代に差し掛かる2人世帯です。ここ数年は家や車のローン返済、子どもの教育費の準備に忙しくしていましたが、ようやくひと段落つき、自分たちの老後のための資産形成について考えるようになりました。
妻のAさんはこれまで通り貯金によって、老後の準備をするつもりでしたが、夫の提案によって積み立て投資をするようになったようです。
なるほど、老後の準備に積立投資ですか。
最近であれば、よくある話のように思えます。
しかし積立投資を始めてみたところ、タイトルのとおり旦那さんに変化が生じました。
「積み立て投資をはじめてから、ずっと投資関連のニュースに釘付けになっているんです。よいニュースの時は上機嫌になるのですが、悪いニュースが流れてくるととたんに不機嫌になってしまいます。新聞やニュースサイトを見てため息をついたり、イライラしたりするから私も不安になってしまいます」
これは良くない兆候ですね。
積立投資を長く続けるためのアドバイス
こんな旦那さんに対し、記事では3つのアドバイスを送っています。
- 長期的な視点を持つ: 短期的な変動に一喜一憂せず、将来の資産形成に焦点を当てる。
- リスク管理を徹底する: 投資する際は、リスクをしっかりと管理し、自身のリスク許容度に合った投資を行う。
- 情報をうまく取り入れる: 日々のニュースは、短期的な変動に影響されやすいため、必要な情報だけを取り入れ、過度な情報に振り回されないよう心掛ける。
3つのアドバイスを送っていますが、今回の旦那さんの場合であれば明らかに2の「リスク管理を徹底する」でしょう。
投資を始めてから不安が大きくなる人は、明らかに自身のリスク許容度を超えた投資をしています。
このタイプの場合、「長期的な視点を持て」と言っても目先の株価が気になるので無理です。
「日々のニュースは必要な情報だけ取り入れろ」と言っても、目先の株価が気になるので無理です。
よって、最も良い対策は投資額を減らすことです。
旦那さんは明らかにリスク許容度を超えています。
株価の変動が気にならない程度の金額まで投資額を減らすべきです。
投資をやめる選択肢も
この旦那さんの心理は非常に理解できます。
なぜなら、私も若き頃にこの旦那さんと同じような状態に陥ったことがあるからです。
仕事中も常に株価をチェックしていましたし、下手したら眠れない日もありました。
「株価を気にするな」と言われても、リスク許容度の低い人からしたら無理な話なのです。
ですから、投資額を減らすか一旦投資をやめてみることも検討すべきです。
実際のところ、私が精神的に落ち着けたのは投資をやめたからです。
投資において非常に重要なのは「時間」です。
できるだけ早く始めて、複利の効果を得たいところ。
しかし、リスク許容度が低い以上、無理なものは無理。
フルインベストメントできるような人たちと同じことはできません。
投資で上手くいっている人の真似をするのではなく、自分に適した投資手法でやっていくしかないのです。
そして現在の私は再び投資を始め、今では精神的に落ち着けています。
その理由は、総資産における投資額がかなり少ないから。
よって、一定金額を貯めてから再開するのがよいのではないでしょうか。
ちなみに、この記事で気になったのは奥さんのほうは投資していて平気だということ。
だったら一旦投資はやめたと見せかけて、旦那さんには内緒に奥さん名義で積み立て投資を続けるというのは一案ですが、いかがでしょうか?
まとめ
以上『積み立て投資を始めてから夫の精神が不安定。原因と対策は?』でした。
いかがでしたか?
「投資初心者あるある」で、何も考えずに真似して投資を始めたものの、メンタル面に想定外の影響を受けることがあります。
投資に慣れてくれば株価の変動など気にならなくなるのですが、初心者やリスク許容度の低い人には難しいでしょう。
自分がどんな人間なのかを把握した上で投資を始めてください。
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