働きたいのに仕事がない老後の現実。現役世代にできる備えは何か?

2024年6月12日

働きたいのに仕事がない老後の現実。現役世代にできる備えは何か?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

今回はたまたま見つけた「NHK首都圏ナビ」に掲載されていた記事です。

老後についてですが、非常に気になるタイトルでしたので取り上げてみました。

老後資金に不安を抱えている人は知っておくべき内容かもしれません。

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老後に最適?「スポットワーク」とは?

実は今回の記事は前後半の2部構成。

先に紹介した記事は実は後半です。

前半の記事はこちら。

若者に人気の「スポットワーク」を高齢者も利用し始めているという記事でした。

「スポットワーク」とは、数時間単位で働く1回限りのアルバイトのことです。

アプリを介して雇用側が出した時間単位の求人に対し、働き手側が働きたい時間で雇用契約を結ぶ仕組みです。

「スポットワーク」のメリットは、1日の仕事時間を短時間にできること。

やはり体力の低下は否定できず、現役時代とは働き方が変わらざるを得ないのでしょう。

もう一つのメリットは社会との関係維持。

退職すれば人とのかかわりが失われますが、老後も働き続けることで社会とのつながりを維持できます。

それが老後の楽しみ・生きがいにもつながるのでしょう。

現役時代に感じ続けていたプレッシャーから解放され、純粋に働くことの喜びを感じられるようになるのかもしれません。

働かなければ生活していけない高齢者の姿

だが、しかし現実は甘くありません。

働くことに生きがいを感じられる人がいる一方、働かなければ生活していけない現実に晒される人たちもいます。

記事の中に登場した高齢者の方は清掃業務を週3日、学校の食堂の調理を週3日。

結果として週1日しか休みがありません。

年金収入は奥さんと合わせて月10万円程度。

生活のためには働かざるを得ないとのこと。

半年間だけ怪我をして仕事のできない時期もあったとか。

生活するために働いていたはずなのに、半年間の離脱は生活にも影響したでしょう。

そして怪我の治療費という想定外の支出も生活を圧迫したに違いありません。

働きたいのに仕事がない老後の現実

記事のよると、働く高齢者の8割近くはパートや契約社員などの非正規雇用だそうです。

また前半の記事では職種について次のような記載がありました。

東京では、シニアが最も多く希望するのは事務系の仕事。しかし、シニア向けの求人では、事務系の仕事は他に比べ少ないのが現状です。

多いのは接客や警備、清掃の仕事で、ミスマッチともいえる状況が生じているのです。

希望通りの仕事はなかなか見つからないようです。

そして、記事内には個人で加入できる労働組合に来た相談として以下のように書かれています。

「年金や社会保険など、日本の制度の恩恵をほとんど受けない方々が我々の前に現れることが日常茶飯事です。命が尽きるのが先か、金が尽きるのが先かという、厳しい状況の方も少なくありません」

事例としては警備会社で契約社員として働いていた高齢夫婦が紹介されていました。

3年前、東京オリンピックの繁忙期が終わったあと、妻には仕事が回ってこなくなったそうです。

その後、働くなったことが影響してか体力が低下。

夫が生活を支えてきましたが、今年になり契約を更新しないと告げられました。

次の夫婦の切ない言葉が泣けてきます。

「この年じゃ、ほかの仕事はなかなか見つからない。死ぬにも金がいる時代。生活できないよ、正直」

「切ないね。もうね、正直言って生きていたくない」

二極化が進む老後の生活。現役世代の備えは?

老後の現実は「二極化」です。

資産の多い世帯と少ない世帯の格差が広がっている現実があります。

以下のグラフは高齢者世帯の貯蓄です。

世帯主が65歳以上の世帯の貯蓄(2人以上の世帯)

貯蓄が2500万円以上世帯が34.2%である一方で300万円未満が14.4%もいます。

この現実について日大の教授のコメントが出ています。

高齢者の二極化が進んでいるという現実から、目を背けてはいけないと思います。今後は失われた30年で安定した仕事に就けなかった人たちが高齢者になっていくため、二極化はさらに進行していくおそれがあります。

現在でこの格差ですから、今後拡大していくおそれがあると指摘しています。

では、現役世代は今から老後に向けてどのような対策が取れるのでしょうか?

まず一つ目は「収支と老後プランの確認」と紹介されています。

シニアワークの鍵は、逆算です。もらえる年金の金額や、老後の生活費、子どもや孫へのプレゼント代などを洗い出して、どれくらいの収入があると安心か、自分の体力をふまえてどの程度の働き方を希望するのか、定期的に確認しておくといいと思います。

個人的には総資産の洗い出しからスタートすべきだと思いますがね。

そして老後を迎える際に資産はどれくらいになっているのか。

それから引用したように年金や生活費の収支計算をして、資産が100歳まで生きたとしたらどう推移するかを計算してみるとよいでしょう。

すると、どの程度の労働収入が必要なのか、お金のために働く必要はないのか見えてくるはずです。

そして二つ目がこちら。

もうひとつ必要なのは、老後の働き方も考えたキャリア設計です。同じ会社で働き続けることが難しいケースもあるし、別の会社でこれまでの経験を生かすほうがよい場合もあります。50代のうちに早期退職して別の仕事にうつることも選択肢の1つです。

老後の働き方をいかに考えるかです。

おそらく大半の人は老後を見据えた働き方などしていないと思います。

ですから現実的に考えるのは40代以降になるでしょう。

それまでに自分のキャリアを棚卸し、どのような経験を老後に活かせるかを考えるべきです。

ただ、本当に大事なのは現役時代から資産形成をしておき、老後に働かなくても済む状態をつくることだと思います。

まとめ

以上『働きたいのに仕事がない老後の現実。現役世代にできる備えは何か?』でした。

いかがでしたか?

「老後は働ければいい」と安易に考えていると、期待するような仕事も無く、期待するような収入も得られない可能性があります。

私たちの世代は老後を乗り切るために戦略的に考え、行動しなければいけないことに早く気づくべきです。

以下関連記事です。

老後資金に悩み人たちに対し、どうしたら貯金できるかについて『JUST KEEP BUYING』的な回答です。

実は金融マンだった肉乃小路ニクヨが老後資金2000万円問題に対して5つのアドバイスをしてくれました。

老後資金がいくら必要か?という議論については、前提条件をきちんと把握した上で読まないといけません。

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