【金融のプロが答えた】FIREの参考に!持ち家vs賃貸論争の”正解”
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
今回は「ダイヤモンド・オンライン」に掲載された不動産に関する記事です。
永遠の論争とも言える「持ち家vs賃貸」について、今回は金融のプロの回答です。
日本最大級の住宅ローン比較診断サービス「モゲチェック」(株式会社MFS)を運営する塩澤崇氏が答えてくれました。
「持ち家」と「賃貸」のどっちがいいですか?
記事の冒頭に今回の回答が書かれていました。
ズバリ「持ち家」の一択だとのことです。
理由は「東京・世田谷の駅徒歩5分、2LDKで築10年のマンション」という条件で想定しています。
まずはコストの比較から。
コスト | 35年間のコスト | |
購入 | ・物件価格:7000万円 ・諸費用:560万円 ・管理修繕積立:月3万円 ・ローン金利:0.5% ・固定資産税:年28万円 | 1億482万円 |
賃貸 | ・賃料:月20万円 ・礼金:2年ごとに賃料1ヶ月分 | 8,740万円 |
差額 | 1,742万円 |
コストだけを見ると、購入する方が1,742万円高くなっています。
支払いコストが高いにもかかわらず購入がおススメの理由は「資産を持つことができる」からだと語っています。
「持ち家」であれば、返済を終えたときに「築45年のマンション」が手元に残ります。
築45年のマンションも、今の相場なら3000万円から4000万円くらいになるとのこと。
確かにこれは小さくない金額です。
ポイントは世田谷区という点にあるとは思いますが、購入後の資産価値がどれくらいになるかは重要になりそうです。
塩沢氏曰く「住宅ローンは積立投資で、月額賃料は掛け捨てコスト」とも語っています。
この表現が一番しっくり来るかもしれません。
資産性以外の「もう1つのメリット」
塩沢氏が語る持ち家のもう一つのメリットは、「年を取ると物件を借りられなくなるリスクがある」からです。
確かに「借りられなくなるリスク」も見落とすわけにはいきません。
理由については引用に任せます。
というのも、住人が高齢だと、認知症による近所への迷惑行為や、孤独死といったリスクを大家さんが抱え込むことになります。なので、大家が高齢者に部屋を貸すのをためらうケースが少なくありません。
若いうちであれば問題ないですが、60代以降に希望の物件を自由に借りられるかというと、そうとも言い切れない。実際、私の知り合いの大家さんは、65歳以上の方はお断りしているそうです。
やはり高齢になると、物件を借りにくくなるのは間違いないのでしょう。
これから高齢者の割合がさらに高くなっていきますから、借りやすくなるのでは?との見解もあるようですが、あまり期待しないほうがよいのかもしれません。
借りれるとしても選択肢が狭くなりそうですから、希望の物件に入居できるか分かりません。
であれば、希望の物件を購入しておくのが無難と言えそうです。
万が一、借りていた物件を何らかの理由で立ち退かなければならなくなった場合、新たな部屋を借りられなくなるのは悲劇でしかありません。
FIRE後の住宅はどうすべきか?
では、FIREを目指す人たちは、住宅をどう考えるべきなのでしょうか?
先日ご紹介した記事の中で、元amazon社員で1億円貯めてFIREした寺澤伸洋氏は「賃貸」を選択していました。
理由は以下の3つを挙げていました。
1.必要な家の広さや部屋数はその時々で変化する
2.家を買うと、その場所から動けない
3.35年後のことは誰にもわからない
寺澤氏の場合、子どもがいるという理由も大きかったと思います。
子どもが独り立ちしてから子どもの部屋は不要になり、夫婦二人なら小さな家で十分との思惑は絶対にあったはずです。
ただ、住宅ローン支払い後の資産性については触れられていませんでした。
一方、私の場合、会社を辞めるまでは「賃貸」で、会社を辞めるタイミングで家を購入する予定でいます。
私の場合は、寺澤氏が挙げた理由の2つめ「家を買うと、その場所から動けない」が決定的な理由です。
現在勤めている会社も辞める可能性がありましたし、可能性を排除することも嫌でした。
そして、リタイア後は落ち着いて暮らしたいという想いがあったので、「賃貸」ではなく安めの中古の物件を購入しようと考えています。
結局は、その人がどのような人生を送ろうとしているのかに合わせて考えるべきです。
これだけ論争が長く続くということは正解がないのでしょう。
正解がないのであれば、後悔しない選択こそが「正解」と言えるのではないでしょうか。
まとめ
以上『【金融のプロが答えた】FIREの参考に!持ち家vs賃貸論争の”正解”』でした。
いかがでしたか?
金融のプロは「持ち家」を推奨していました。
だからといって「持ち家」が絶対に良いというわけではありません。
最終的にはあなたが何を望むのかです。
人の意見に振り回されず、送りたい人生から答えを探していきましょう。
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