71歳男性の年金生活の感想「老後資金は1000万円で心配いらない」

2025年1月9日

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

どんなにお金を貯めても老後の不安が払しょくできない人は多いと思います。

そこで最近はAll Aboutの連載企画の、実際に老後生活に入った方々の生の声をお届けするシリーズを今回もご紹介します。

今回は愛知県在住71歳男性の事例です。

この男性は「老後資金は1000万円あれば十分」と考えているようです。

その理由を見ていきましょう。

回答者のプロフィールと収支

まずは男性のプロフィールからご紹介します。

回答者本人：71歳男性
同居家族構成：本人、妻（75歳）
居住地：愛知県
リタイア前の雇用形態：正社員
リタイア前の年収：600万円
現在の金融資産：預貯金1000万円、リスク資産なし
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数：厚生年金32年

リタイア前の年収が600万円ですから、決して高くありません。

よって公的年金も高い金額ではないと予想されます。

また、預貯金も1000万円と決して多くありません。

実際の年金額などの収支は下のとおりでした。

老齢基礎年金（国民年金）：6万5000円
老齢厚生年金（厚生年金）：6万5000円
障害基礎年金や障害厚生年金（障害年金）：なし
その他（企業年金や個人年金保険など）：企業年金3万3000円
年金以外の収入：給与収入約18万円（手取り）
配偶者の年金や収入：国民年金65万円（年額）
ひと月の支出：20万円

年金は13万円でした。

そして、よく見ると「給与収入約18万円」と書いてあります。

なるほど、老後資金は1000万円で十分と回答している理由が早くも分かりました（笑）

「働いて収入があり、貯蓄もできるため現状で満足」

男性は、自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問に「ちょうどいい」と回答しています。

その理由は「少ないけれども働いて収入があり、貯蓄もできている」から、だそうです。

やはり、年金生活後も労働収入を得ていることが、1000万円でも十分と考えている理由でした。

当初は1500万円を目指していたようですが、70歳を過ぎた現在、1000万円でも十分と思うようになりました。

その理由は働けて収入を得られていること、そしてもう一つは健康に過ごせていることです。

老後資金が2000万円以上用意できなかったとしても、この2つの条件をクリアすれば老後生活はある程度満足できるのかもしれません。

事実、男性は老後生活に満足しており、「今が、人生で一番幸せだと思う」とさえ語っています。

この発言、非常にうらやましく思います。

人間は今を生きているわけで、「今が一番幸せ」と言える人ってそう多くないような気がします。

老後を迎え、人生の最期が近づいている中でこんな発言ができるとは、いかに今が満足できているかがよく分かります。

この男性の発言を見ると、老後のお金について不安を覚え、ひたすら蓄財に励んでいるのが恥ずかしいことのように思えてきます。

幸せな老後生活に必要なものとは？

では、この男性のように幸せを感じられる老後生活を送るには何が必要なのでしょうか？

現実的には「お金」は何だかんだで必要でしょう。

この男性も働いて労働収入を得ているからこそ余裕を持った暮らしができていると言えます。

仮に老後は働かないのであれば、引退までに老後資金をしっかり貯めておく必要があります。

そして、受け取る年金と老後資金の中でやりくりをし、余裕があれば十分幸せな生活を送れる可能性があります。

そして、健康です。

幸せな生活を送るには、まずは自身が病気などせず、現役時代と変わらず暮らしていけることも必要でしょう。

これまでは元気だった人が、病気をしてベッド生活では幸せは感じづらくなるのではないでしょうか。

次に、家族の存在もありそうです。

男性の場合、奥さんと二人で会話を楽しみながら生活しているとのこと。

どちらか一方が亡くなるまでは幸せな状態が続くのかもしれません。

最後は「生きがい」です。

この男性の場合、一つは仕事を続けていたことで「やりがい」があるのだと思います。

現役時代ほどの仕事量ではないはずですし、責任や負担も軽減されているでしょうから、純粋に「誰かの役に立つ」という仕事の本質を感じられるのかもしれません。

休みには自由に過ごせているでしょうから、何か趣味などがあれば非常に楽しく暮らせるのではないでしょうか。

ここまで見てくると、老後の準備というのはお金だけでなく、実に広範に渡り準備をしておかなければいけないと気づかされます。

特に最後の「生きがい」は、会社を辞めて生じる膨大な時間をどうやって埋めていくかという作業にもなります。

何をするかが見つからないと、残りの人生は単なる死ぬまでの暇つぶしになってしまいかねません。

後悔の無い人生を送れるよう、老後の準備はお金に限らず、早めに着手しておきましょう。

まとめ

以上『71歳男性の年金生活の感想「老後資金は1000万円で心配いらない」』でした。

いかがでしたか？

人によって老後資金がいくら必要かは変わってきます。

もっとド派手にお金を使いたい人は1000万円では到底足りないでしょう。

一方で「足るを知る」人であれば、1000万円は十分な金額なのかもしれません。

もちろん、1000万円で足りるのは年金などの月の収入で生活でき、老後資金に手を付けずに済むからという意味合いも含まれているはずです。

心に余裕があれば「老後は楽しい」と思えるのかもしれないというのが今回の記事で分かったことです。

そのためには様々な準備を現役時代のうちからおこなっておく必要があるのです。

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