60歳時の資産2800万円だったのに10年で老後破綻まっしぐらな理由

60歳時の資産2800万円だったのに10年で老後破綻まっしぐらな理由

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

今日も老後資金に関する記事です。

しかし、今回はタイトルを見ただけでは何があったのかが予想できません。

毎度おなじみ煽り系メディア「資産形成ゴールドオンライン」から記事をご紹介します。

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2,800万円の老後資金で「なんとかやっていける」はず

今回の主人公はAさん(69歳)。

Aさんは60歳で退職金1500万円を受け取り、貯金の残りと合わせて手元には約2800万円の老後資金がありました。

しかも、60歳~65歳までは継続雇用で働くことが決まっていました。

年収は680万円から450万円へ減少しますが、すでに住宅ローンも完済しており、生活を十分カバーできる金額と言えます。

老後の生活が始まると、日々を過ごしていく中で様々な支出が発生したようです。

家の外壁工事や給湯器の交換、古くなった車の買い替えなど。

こうした家と車関連の費用で100万円単位でお金が消えていったものの、これらの支出はAさんの中では織り込み済みだったようです。

しかし、そんなAさんも予定外の支出が発生していました。

子どもと孫に恵まれた「幸せな日々」に潜む落とし穴

それはAさんの二人の子どもと五人の孫でした。

家が近いこともあり、頻繁に遊びに来ていたようです。

そんなときには物価の上昇や家計のやりくりなどお金の話も自然と出たようで、困っているなら助けてあげたいという親心が働いたそうです。

また、孫と出かければ服を買ったりお小遣いをあげたりして、お金を出すことも当たり前にいったようです。

子どもや孫のことを思い、残りの人生のことを思うと自然に財布の紐が緩んでいたのでした。

得てしてこの手の「援助」というのは老後の資金計画に含まれていないことが多いようです。

リフォームとか介護とか明確に発生すると予想できるものとは異なります。

1回あたりの金額も決して大きくないでしょうから、油断もあり支出の把握も忘れがちになるのかもしれません。

子ども・孫への支援はAさんが65歳で完全リタイアしても続きました。

収入は年金のみとなり、夫婦で月22万円ほどまで激減しました。

しかも、退職後の定番として夫婦で旅行やレジャーといった支出も当然のように発生していました。

その結果、69歳になったAさんの老後資金は10年足らずで1500万円台にまで減少したのでした。

過度な援助は老後破産を呼ぶ

老後資金をどれだけ貯められたかは人によるでしょう。

貯めた資金が多いと、どうしても油断は生じます。

そして、子どもや孫は可愛いもので、ついつい財布の紐が緩んでしまうのでしょう。

しかし、老後資金は誰のために貯めてきたのでしょうか?

それはもちろん自分自身のためのはずです。

子どもや孫に援助しすぎて、自分たちの生活が立ち行かなくなるなど本末転倒です。

また、過度な援助は子どもにとっても決してよいものではありません。

子どもに甘えを生むだけだと思います。

ある程度のところで線を引かないと、額が大きくなっていく一方になるでしょう。

気持ちは理解できますが、物事はほどほどにしておかなければいけません。

子どもにはまだ収入があり、自分たちの収入は子どもたちより少ないという現実を忘れないようにすべきです。

まとめ

以上『60歳時の資産2800万円だったのに10年で老後破綻まっしぐらな理由』でした。

いかがでしたか?

「子ども・孫への過度な援助」は老後破産危機となるド定番とも言える項目です。

老後資金の計算に含まれていないことが多く、気づけばお金が減っている危険なタイプです。

援助すること自体は悪いことではないかもしれませんが、ほどほどにしておかなければいけません。

老後資金は本来の目的である「自身の老後生活のため」にちゃんと確保すべきです。

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