Q.「億り人」を目指すのは何歳がライン?A.大事なのは〇〇です
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
大江英樹氏の『となりの億り人』からの記事となっております。
「億り人」を目指す上で年齢に関する質問に対しての回答形式の記事となっています。
Q.来年50歳になります。今からでも〝億り人〞になれますか?
まず50歳を目前に控えた人からの「億り人」になれるかの質問に対する回答です。
これは、あなたの現在の収入や持っている金融資産の額によりますから、一概には言えませんが、仮に金融資産がほとんど無いということであれば、難しいでしょうね。
この質問は本のネタなのかマジなのか分かりませんが、もし本気で質問した人がいるのだとしたら、その人は億り人にはなれないでしょう。
なぜなら、現在所有する資産額と自分の収入から作ることのできる1年間の貯金をベースに計算したらすぐ分かるはずの回答だからです。
このレベルの計算ができないのであれば、億り人以前に「終わってる」としか言いようがありません。
さらにこの質問に対して本質をズバッと突いた回答も書いてありました。
そもそも一体何のために〝億り人〞になりたいのかということを考えると、無理してそれに挑戦する必要はあまりないような気がします。50歳からの生活を考えると、公的年金や自分の勤めている会社の退職金の有無に加え、生涯にかかる費用を一度整理してみた上で、必要と思われる金額を目標として貯めるのが現実的だと思います。
この見解については完全に同意です。
先の質問も1億円の資産を作ることが目的になっており、1億円を貯めた結果として何をしたいのかが分かりません。
仮に65歳で1億円の資産を保有していたとして、死ぬ時までに使い切れるのでしょうか?
何のためにお金を貯めるのか、また貯めたお金で何をしたいのかを冷静に考えたとき、実は1億円もの大金は必要ない可能性もあります。
響きや格好の良さとか分かりやすさで金額を決めるのではなく、本当に必要な金額がいくらなのかを考えてみるとよいでしょう。
Q.今30歳で、10年以内にFIREが目標です。どうお考えですか?
今回の記事ではもう一つの質問も紹介されておりました。
30歳で、10年以内にFIREを目標にしているとのこと。
40歳を前に仕事を辞めたいという意味です。
それに対する回答がこちら。
FIREは最近ブームになっていますが、そもそも何のためにFIREを目指すのでしょうか?前述したように、私はFIREで大事なのはFI(Financial Independence=経済的自立)であって、RE(Retire Early)ではないと考えています。今FIREに憧れる人の多くは、「今の仕事がつまらないし、あんな上司の下で働くのは嫌だから、いっぱい稼いで〝億り人〞になり、早く会社を辞めたい」という考えなのではないかと思うのです。つまりREが主体になっているということですね。
私はFIREを実現した人たちに何人もお話を聞きましたが、誰ひとりとして早期退職を目的にした人はいませんでした。経済的に自立するということは、その後の人生の選択肢を拡げるということです。今の仕事を仮に辞めたとしても十分生活していけるだけの資産を作っておくことで、その後の人生設計を自由にできるということなのです。
仕事がつまらない、上司が嫌、クライアントが無理難題ばかり押し付けてくる。
仕事をしていると、つらいこと・嫌なことはたくさんありますから、早く会社を辞めて自由になりたいという気持ちはとても理解できます。
だから会社を辞めるためにお金を貯めたいというのも理解できます。
しかし問題なのは会社を辞めることを目的にしたFIREが退職後に長続きするかどうかです。
会社を辞めれば週7で家にいることになります。
最初は会社に行かずに済むことからストレス解放感も大きいでしょうが、しばらくするとそれが当たり前になり、退屈を極めます。
最終的には仕事に戻る人がいるのも事実です。
それはFIREして何をしたいのかが明確になっていなかったからでしょう。
「億り人」を目指すも「FIRE」を目指すも目的が大事
結局「億り人」を目指すにも「FIRE」を目指すにも大事なのは「目的」です。
上司やクライアントが嫌だからFIREを目指すのは間違っています。
上司やクライアントを問題とするのであれば、FIREせずとも転職すれば解決するからです。
FIREなら経済的自由を手にして、会社を辞めて空いた時間で何をするかではないでしょうか。
私個人で言うとこの「目的」がいまいちぼやけているためまだセミリタイアには踏み切れない状態にあるのです。
私は「億り人」も目指すのを諦めました。
私の今後のお金に関して計算をしたところ、1億円も必要ないと気づいたからです。
自分の頭で自分の人生についてよく考えて答えを出せるようにならないと、一回きりの人生で後悔することになります。
常に「何のため」なのかをよく考えて意思決定をしていくべきです。
まとめ
以上『Q.「億り人」を目指すのは何歳がライン?A.大事なのは〇〇です』でした。
いかがでしたか?
結局いろいろな物事で当てはまりますが、資産形成に関することも「目的」を明確にしないといけないということです。
もう一つ思うのは、もう少し勉強して、自分の頭で考えて答えを出しませんか?ということです。
なんでもかんでも質問して済ませているうちは成長はないと理解しておくべきです。
以下関連記事です。
1億円以上の資産を築いた人には共通点があります。
2億円の資産を築いてもサラリーマンを続けている人だっています。
お金が貯まらない人と50代で1億円貯めた人には決定的な違いがあります。