【FIRE達成者が語る】裕福になったが引き換えに失ったモノとは?

【FIRE達成者が語る】裕福になったが引き換えに失ったモノとは?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

最近の調査結果で、若者の早期リタイア志向が目につき始めたと言われています。

FIREというライフタイルが日本で紹介され、一定の範囲に認知されたことも一因でしょう。

今回は米国の事例ですが、FIREを達成するためには相応の犠牲を払わなければならないようです。

彼に一体何があったのでしょうか?

そして私たちは彼の経験から何を学べばよいのでしょうか?

FIREを目指している人は必見の記事です。

それでは早速行ってみましょう。

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FIREとの引き換えに失ったモノとは?

今回の記事の主役は、2017年4月にFIREを達成した男性です。

彼は当時43歳で、奥さんとともに100万ドルの資産を築き、4%の投資収入で生活できるようになりました。

実際にFIREを志したのは2010年ごろ。

2013年に本腰を入れ、1500日後に100万ドルを築くと目標を設定しました。

そして、実際に達成したそうです。

一方で、目標の達成には大きな代償を伴いました。

彼は経済的自立への道を「デスマーチ(死の行進)」になぞらえ、後悔しています。

そして次のように語っています。

「経済的自立への道の過程で多くのことを妥協した」

「もう一度やるならば、もっと貯蓄額は少なく、そしてリタイアまで時間がかかっても、もっとゆっくりやるだろう。人生を楽しむ機会を失ってしまったのだから」

彼は「人生を楽しむ機会」、貴重な時間を失いました。

資産形成における典型的なデメリットの一つです。

お金が優先されるあまり、お金で買えたはずの機会を失ってしまったのです。

しかも、過ぎ去った時間は戻ってきません。

これは非常にもったいないことです。

FIREを目指している人たちに伝えたいこと

そして彼は自らの経験と後悔から、FIREを目指している人たちに対し次のようなメッセージを残しています。

「経済的自立の本質は、幸福度を高め、より良い生活を送ることだ。だが、僕らは100万ドルという数字を達成するためにお金を追いかけて、幸せやより良い生活を後回しにしてしまった。そう考えると、ちょっとバカげている」

「泣き言とは思ってほしくないが、もう一度戻れるならば、経済的自立を急がずに人生を楽しんだだろう」

これを読んで、FIREを目指している皆さんは何を感じたでしょうか?

過去を思い返すと、ホリエモンが似たようなFIRE批判をしていたことがあります。

「やりたいことがあるなら、すぐやればよい」
「つまらない仕事を延々と続けて資産を築くなど馬鹿げている」

本来、私たちは今を生きているはずです。

しかし、将来の幸せが重視されすぎ、今が犠牲になっています。

自分では気づいていないのですが、今を楽しむ視点が欠落しています。

果たして、このような人生は本当に幸せなのでしょうか?

FIREは、あくまで幸せになるための手段の一つにすぎません。

多くの人がFIREを目指すのは、会社を辞めて、自由に生きることが幸せだと信じているからです。

しかし、FIRE達成には一定額以上の資産が必要です。

その資産を築くには、それ相応の時間を要します。

時間を犠牲にしてまでFIREに価値があるのかどうか、よく考える必要があるでしょう。

他にもあるFIREと引き換えに失うもの

FIREは自由を謳歌できる、非常に素晴らしいライフスタイルのように思えます。

しかし、その引き換えに失うものは「貴重な機会・時間」のほかにもあります。

まず、会社を辞めるということで、「安定収入」を失います。

結果として、「経済的自由」を手にしたはずのFIREですが、経済的不安定な状態に陥ります。

よほど大きな資産を築いてからでない限り、不安感を抱きながらの生活を強いられるかもしれません。

仕事を辞めますから、「キャリア」も失います。

もし万が一、再就職しようとしても、FIREしてキャリアが失われた期間が長ければ長いほど、そして年齢が高いほど再就職が難しくなります。

そして会社を辞めることから「人間関係」も失います。

何らかのコミュニティに属していない場合、会社の人付き合いを失うと、一気に孤独に陥る危険性があります。

もう一つは「目的意識」です。

会社に勤めていれば、やるべきことを与えられ、それをこなしていく毎日を送ります。

しかし、会社を辞めてしまえば自分次第です。

やりがいや生きがいを見つけられていない人がFIREすると、時間が有り余る故に逆に路頭に迷うかのうせいがあります。

こうして見ると、FIREはデメリットも非常に多いことが分かります。

もし本当にやりたいことが見つからない状態なのであれば、無理にFIREは目指さず、経済的自由を目指し、資産形成のみ行っていくことをお勧めします。

ただし、経験のチャンスは逃さないよう、資産形成もほどほどにしておくのがよいのではないでしょうか。

まとめ

以上『【FIRE達成者が語る】裕福になったが引き換えに失ったモノとは?』でした。

いかがでしたか?

FIREは非常に聞こえの良い、メリットの大きなもののように見えます。

「隣の芝は青く見える」ものです。

しかし、現実にはFIRE自体が素晴らしいものではなく、FIREしてからのあなたのプランが素晴らしいかどうかにかかっていることを忘れてはいけません。

繰り返しになりますが、FIREして何をしたいのかが非常に重要なのです。

以下関連記事です。

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