7年で1800万円!32歳主婦がゼロから始めた誰でもできる貯金テクニック
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
32歳にして7年で1800万円貯めた主婦の記事です。
私だって40歳過ぎて7年で2400万円貯めたおじさんです。
どんな貯金テクニックなのか、実際に使えるテクニックなのか中身を見ていくことにしましょう。
“貯めたい”と思ったらまずこれ!スタートアクション5
独身時代は超浪費家で結婚した直後は貯金ゼロ。
そこから一念発起して1800万円まで貯めたそうです。
そんな主婦さんの貯金を始める際のおすすめアクションがこちら。
1.1か月の支出を書き出す
2.固定費を書き出す
3.口座を整理する
4.クレジットカードを整理する
5.ムダ買いをなくす
今回の貯金法の謳い文句は「誰でもできる」。
しかし一番最初の「1か月の支出を書き出す」ができる人はどれだけいるでしょうか?
ネット上での家計診断の記事を見ていると「使途不明金」のある家計ばかりです。
いかに支出を把握できていない人たちが多いことか。
だから「お金を貯めよう」と思い立ったら心を入れ替えて何にお金を使ったかをきちんとメモできるかどうかがカギとなります。
それでも2の「固定費の書き出し」はさすがにできるはずです。
家賃は分かるでしょうし、公共料金はお知らせが郵便受けに入っていたりします。
3の「口座の整理」は貯金テク以前の問題かと思います。
今後使わない口座には手数料がかかるかもしれません。
よって口座の整理は誰しもがやるべきことです。
4の「クレジットカードの整理」はやっておいたほうがよいでしょう。
不要なクレジットカードは当然不要ですし、支払いが分散しているなら極力まとめたほうがポイント還元を考慮してやってほいたほうがいいです。
クレジットカードの明細は家計簿代わりにもなります。
用途に応じてどのカードを使うかを決め、不要なものは解約すべきです。
5の「ムダ買いをなくす」は突然出てきましたが、絶対にやらないといけないことです。
ですが、そう簡単にできることではありません。
急にハードルが上がりました。
スタートアクションにしてはかなり難易度が高いです。
この「ムダ買い」を極力抑えるための方法としては記事内に参考になることがいくつか書かれていました。
ムダ買いをしないための準備
一つ目は「不用品処分」です。
これ、大事です。
ムダ買いの多くは「必要ないものを買ってしまう」ことです。
「欲しい!」と思って買って家に帰ってみるとテンションが下がって結局使わない。
着ないで眠ったままの洋服を多く持っている人なら一度は経験したはずです。
つまり「自分にとって要不要の判断ができない」ことが問題です。
不用品処分は自分にとっての要不要の判断を行うための行為です。
よく捨てるのに迷う人がいるのですが、これはまさに自分にとっての要不要の判別ができていない状態です。
一定期間来ていない服は不要のはずなのに「いつか着るかもしれない」という不確定な要素に心を乱されています。
「着る」と断定できない時点で本来なら処分対象になるのにです。
不用品処分がしっかりできない人はムダ買いの生じる可能性を持っていると認識すべき。
どんどん部屋の中のものを処分して、部屋をスッキリさせることが貯金への第一歩です。
二つ目は「所有物の把握」です。
お金の貯まらない人は使わないもの、同じようなものを持っていることが多いです。
特に似たような洋服を買ってしまったり、すでに家にある調味料を買ってしまうような人は、自分の家にあるものを把握できていない状態にあります。
この手のムダ買いを抑えるには所有物を把握しておく必要があります。
記事の主婦の方は食品なら写真に収めるという方法みたいです。
悪くないのではないしょうか。
例えば洋服なら全部写真に収めて、evernoteにでもアップしておき、いつでもどこでもスマホがクローゼット状態にしておくとよいでしょう。
いざ外出時に気になる洋服を見つけても、evernoteを見て似たような洋服があれば、それを買うことは無いはずです。
三つ目は「買うものはあらかじめ決めておく」ことです。
何も考えずに外出するのでついつい行ったお店でお金を使ってしまうのです。
何も買わないなら外へ出ないくらいの腹のくくり方が必要です。
外へ出るなら買うものを決めてから出ていく。
そして自分で決めたルールを順守する。
これがきちんとできれば簡単にお金は貯まっていきます。
ちなみに記事に出てきた「買いたいものを時給換算する」というのはやったことがありません。
そんなことをしなくても不要なものを買わなければお金は貯まります。
貯まったお金の一部は投資へ回す
以前なら貯金だけでも十分と思っていましたが、これからの時代は投資もしたほうがいいです。
物価上昇に伴い現金の価値が目減りしていくからです。
少額の投資に意味は無いと言う人もいますが、私は少額からでも開始すべきだと考えています。
時間はかかりますが、資産は徐々に増えていきます。
収入が増えたら投資に回す金額を増やしていけばよいのです。
短期的に見たら上下動あるかもしれませんが、長期で見れば資産は貯金だけの場合より増えている可能性があります。
腹をくくって老後も見据えてお金を貯めるならiDeCo、すでに40代以上だったり長期間の投資に腹をくくれない場合はつみたてNISAが良いでしょう。
我慢せずに済む節約法へたどり着け
7年で1800万円貯めたとのことでしたが、それだけの金額を貯められるだけの収入があったという点を見過ごすわけにはいきません。
まだ32歳です。
夫婦二人でそこそこの収入があったのでしょう。
記事の最後に収入・支出の内訳が書かれていました。
収入合計:44万7000円
支出合計:32万5000円
貯蓄合計:12万2000円
ん?なんかおかしくないですか?
1か月に12万円しか貯金できていません。
1年間で144万円ですから7年でも1000万円程度にしかなりません。
何かおかしいです。
貯金テクニックも「ムダ買いをなくす」ことは誰にも簡単にできることではありません。
私もいまだにたまにやらかすときがあります。
少額なのでダメージは最小限に食い止められていますが。
どうしても欲しいもの出てくるでしょう。
大事なのは我慢して節約しないことです。
我慢はストレスが溜まるだけなので、いつか暴発します。
だから不用品処分などして、自分の必要物を見極め、最初から「欲しい」という欲求を発生させないようにするのです。
物事に失敗する人は、準備の段階からすでに失敗しています。
例えば、よくコップを倒して水をこぼす人がいます。
それはコップを手などが当たって倒れるような位置に置いていることが原因です。
だから手やものを当てないような位置に最初から置いておけばよいだけの話なのです。
これができる人とできない人の差です。
目標達成のための準備をきちんとする。
貯金ならまずは不用品処分だと思っています。
そして自分の持っているものを把握しておき、目に留まるものが何でもかんでも欲しくなる状態から脱することが大事なのです。
まとめ
以上『7年で1800万円!32歳主婦がゼロから始めた誰でもできる貯金テクニック』でした。
いかがでしたか?
「誰でもできる貯金テクニック」と言うにはちょっと残念な内容でした。
ただ貯金できない人には出発点の考え方としては少なからず学びはあると思います。
まずは本気でお金を貯めようという意志と具体的な行動に移すことからです。
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