家計改善相談~31歳手取り月18万「結婚のために貯金を増やしたい」~

2019年1月14日

家計改善相談~31歳手取り月18万「結婚のために貯金を増やしたい」~

 今日は、ネットで見かけたこちらの記事から。

 なぜ家計相談の記事をよく見ているかというと、それは他人の家計から自分の家計の改善点を見つけることができるかもしれないから。

 人によって、「聖域」となっている費目が違います。

 最低限生きるために必要な支出は「衣食住」の3項目だけです。

 そこへ生きることを便利にするためのもの、充実させるものへの支出がプラスされます。

 それなのに、人によってお金をかける費目が全然違います。

 そこで今日は、とある家計相談を取り上げますので、一緒に家計改善のアドバイスを考えてみましょう。
  

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本日の家計相談

 それでは本日の相談内容です。

クレジットカードで買い物をすることが多いためか、年間では貯蓄できているのですが、月でみると毎月赤字です。35歳までには結婚したいと考えているので、貯金を増やしたいです。どうしたらよいでしょうか。

 年間で貯蓄ができているのに、月でみると赤字というのは、いささか不思議です。

 クレジットカードのせいにしているようですが、どうもそうではなさそうな匂いがしてきます。

 35歳までに結婚したいとのことですが、どのような人なのでしょうか?
 

家計相談者のプロフィール

・男性、31歳、独身
・職業:会社員
・手取り月収:18万円
・手取り年間ボーナス:100万円
・預貯金:20万円
・財形貯蓄:80万円
・資産運用:仮想通貨30万円

 手取り年収316万円。

 ということは、年収400万円くらいでしょうか。

 31歳で400万円なら、まあまあといったところではないでしょうか。

 預貯金は20万円ですけど、財形貯蓄が80万円ありますね。

 まったく貯金ができていないわけではありませんが、さすがに年齢にしては少なすぎる感があるのは否めません。

 あと、仮想通貨30万円ってのが、ちょっと。。
  

家計の内訳 支出25万円

 では、問題の家計の内訳です。

 手取り月収18万円に対し、支出が25万円。

 マイナス7万円の大赤字。

 単純計算すると、年間で84万円の赤字になるのですが、これをボーナスで相殺しているような状況なのでしょうか。

 これはマズい。

 ただ、毎月赤字なしで生活できれば、それだけで年間100万年の貯金ができるということでもあります。

 さて、その支出の内訳は一体どのようになっているのでしょうか?

・住宅費:9万円(賃貸)
・保険:0.5万円(掛け捨ての医療保障)
・通信費:1万円(携帯)
・食費:4万円(外食含む)
・水道光熱費:0.7万円
・日用品:0.3万円
・趣味・娯楽費:2万円(映画や趣味の自転車代)
・衣服・美容費:2万円
・健康・医療費:0.5万円 
・交際費:4万円
・その他:1万円

 今回の家計改善ポイントは、非常に分かりやすいですね。

 どこを改善すれば、赤字がなくなるか?

 みなさんも一緒に考えてみましょう。
 

家計改善相談の回答その1 住宅費が高すぎる

 改善するときには、最も効果が大きいと思われるところから行うべきです。

 支出が最も大きい費目といえば、なんといっても住宅費でしょう。

 今回の相談者の住宅費は9万円です。

 高い!

 よく言われるのは、家賃は収入の30%以内です。

 ただ、僕個人としては、30%と言わず、抑えられるならとことん抑えろと言いたいです。

 究極的には一人暮らしをやめて、実家で暮らすのがよいのではないでしょうか。

 実家暮らしが可能であれば、一発で問題解決です。

 実家暮らしが難しいのであれば、6万円以内の部屋に住み替えたいところです。
 
 可能であれば5万4千円以内。

 ★家計改善可能金額:3万円
 

家計改善相談の回答その2 交際費にお金をかけすぎている

 次に目につくのは、4万円かけている交際費でしょう。

 単純に予想すれば、飲みに行っているのでしょう。

 ただ、月4万円はちょっと行き過ぎではないでしょうか。

 毎週少なくとも1回は行っている計算になります。

 1次会だけだとしたら、1回5千円でも8回飲みに行っている計算です。

 貯金したいのであれば、飲みに行く回数は控えるべきでしょう。

 また、2次会・3次会へ行くことも控えるべきです。

 ★家計改善可能金額:2万円
 
 

家計改善相談の回答その3 食費をもう少し削りたい

 1人暮らしで食費4万円なら、平均レベルではあります。

 ただ、結婚に向けて貯金したいのであれば、もう少し頑張って食費を削りたいところです。

 例えば、外食の回数を減らして、自炊の機会を増やす。

 自炊が面倒くさいなら、ご飯だけは炊いて、お惣菜などの中食を利用する。

 外食に行くにしても、単価を下げる。

 ちょっとした努力で、食費を下げることができます。 

 ★家計改善可能金額:5千円
 
 

家計改善相談の回答その4 趣味・娯楽、衣服・美容にお金をかけすぎている

 つづいて目につくのは、趣味・娯楽費と衣服・美容費でしょう。

 映画や自転車とありますが、ほんの少しでいいので我慢して、支出を抑えましょう。

 映画をどうしても観たいのであれば、Huluのような定額サービスを使うとか、サービスデーのような安く見ることのできる日を利用しましょう。

 衣服・美容についても同様です。

 衣服であれば、購入を控えるなどして、支出を減らしましょう。

 その際、今持っている服をリストアップして、どの服をいつ購入するか、あらかじめスケジュールを立てておくのが購入を抑制するのに役立ちます。

 ★家計改善可能金額:5千円
 
 

家計改善相談の回答その5 通信費は削ることができる

 通信費はスマホだけのようです。

 スマホだけで1万円の通信費を払っているのだとしたら、これはさすがに高すぎます。

 格安スマホに乗り換えれば、通信費を月3千円以内に抑えることもできます。

 格安スマホに抵抗があるのであれば、契約プランを見直すことで、通信費を下げられるかどうか調べてみましょう。

 ただ、個人的には格安スマホへの乗り換えをお勧めします。

 ★家計改善可能金額:7千円
 
 

家計改善相談の回答その6 保険をやめる

 現段階で、その保険、必要ですか?

 保険に入るのは当たり前だと思っていませんか?

 病気さえしなければ、保険のやっかりになることはありません。

 よく分からない保険ならば、いっそ解約してみるのも手です。

 確率としては、保険のお世話になる方が低いはずです。

 ★家計改善可能金額:5千円
 

家計改善相談の回答おまけ 現段階での投資はいかがなものか

 貯めたお金を増やしていく手段が投資。

 しかしこの人は、まだ現段階でちゃんと貯めることができていない。

 すでに仮想通貨を30万円保有しているようですが、まだ早いです。

 投資は、もっとしっかりお金を貯めることができるようになってからでも遅くはありません。

 もし投資をしたいのであれば、仮想通貨ではなく、他のものにしてみましょう。

 たとえば、iDeCoとかつみたてNISAとか、毎月毎月貯金感覚で行うことができ、しかも節税効果があるものがお得です。
 
 

まとめ

 以上いかがでしたでしょうか?

 アドバイスどおりにいけば、合計7万2千円の家計改善となります。

 こうしてみると、節約できるポイントが多々あることが分かります。

 女性であっても、子どものいる家庭でも参考になるはずです。

 もし貯金で悩んでいるのであれば、今一度自分の支出を見直してみませんか?

 きっとどこかに改善ポイントはあるはずですよ。

 自分では気づかないのであれば、誰かにアドバイスを請うてみましょう。
 

※記事中にも出てきたスマートフォンの通信費が高すぎる件について、もし思い当たる節があったら、格安スマホへの乗り換えを検討しませんか?

こちらの記事で人気No1のUQモバイルと人気No.2のmineo(マイネオ)を比較してみました。

どちらに乗り換えるか比較検討してみてください。

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