負け組投資家がやってしまう、投資の神様が嫌う「残念な戦略」とは?

負け組投資家がやってしまう、投資の神様が嫌う「残念な戦略」とは?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

少し前にダイヤモンド・オンラインに掲載された、近年のマネー本の傑作『サイコロジー・オブ・マネー』の紹介記事です。

今回は負け組投資家に対する警告です。

まだ負けていない人も、負け組にならないために参考にすべき点があります。


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投資の神様は、代償を払わずにリターンを得ようとする者を嫌う

「投資」とは「利益を見込んでお金を出すこと」です。

ここで重要なことは、利益を得るために"先にお金を払わなければならない"ということです。

モノの購入も同じです。

モノを手に入れるためにはお金を払わなければなりません。

投資も同様です。

先にお金を払うのです。

しかも投資の場合には利益が確実に得られるとは限りません。

利益を得るまでには「代償」も支払わなければいけません。

ここで言う「投資の代償」とは、ボラリティ(価格の変動率)、恐怖、疑念、不確実性、後悔などに耐えることです。

私も経験しましたが、実際に投資をし始めてみないと分からないものばかりです。

これらの代償を払ってこそ、投資の利益が得られるのです。

この代償が嫌なのであれば、著者モーガン・ハウセルの言葉をプレゼントします。

「投資で成功するには代償が必要である」という認識がないと、タダで何かを手に入れようという心理が働く。それは万引きと同じだ。

投資の神様が嫌う投資戦略とは?

本書では投資の前に自動車の購入にまつわる三択の質問が掲載されています。

車を手に入れたくなったとする。新車の価格は3万ドルとする。選択肢は次の3つだ。

 ①3万ドルを払って新車を購入する
 ②もっと安い中古車を探す
 ③盗む

当然のことながら、99%の人は3番目の選択肢を避けるはずです。

犯罪を犯すことは、失うものがあまりにも大きいからです。

ところが、です。

これが投資になったらどうでしょう。

投資も自動車購入の例と同様に三つの選択肢があります。

あながた投資で利益を得たいなら、以下の三つのうち、どれを選びますか?

 ①代償を支払い、ボラティリティや混乱を受け入れる
 ②中古車を買うように、利回りは少ないが安定した投資資産を探す
 ③車を盗むように、リターンは得てもそれに伴うボラティリティは避けようとする

おそらく3番目の選択肢を選ぶ人が多くなるように思います。

リターンは得たいけれど、リスクは負いたくないのが普通の人間の心理ですから。

しかし待っている結末は以下のとおりなのです。

そのため、値下がりする前に売り、値上がりする前に買おうとするテクニックや戦略を採用しようとする。しかし少しでも投資をかじれば、ボラティリティが現実であり、よくあることだと気づく。そして多くの人は、ボラティリティを回避しようとする。

だが、お金の神様は代償を払わずに報酬を求める人を好まない。車を盗んで逃げのびる者もいるだろう。だがほとんどの場合は、捕まって罰を受けることになる。投資も同じなのだ。

できるだけ安く買って、できるだけ高く買おうとすると、得てしてそのタイミングは逃してしまうもの。

投資の神様は利益だけを得ようとする者に対して厳しい顔を覗かせます。

投資の代償は「入場料」と考える

要するに「代償を払わなくてよい投資など存在しない」のです。

この事実を理解しておくだけで、投資との向き合い方はだいぶ変わるはずです。

よく考えてみて下さい。

普段はお金を洋服やら食事やら旅行やら趣味やらにポンポンと使う人たちが、なぜか投資となるとお金を払いたがらないのです。

その理由は投資には目に見える値札が付いてないからです。

得られるリターンはいくらになるか分かりません。

そんな訳の分からないものにお金は払えないと考える人がいても当然かもしれません。

そこで筆者は投資における代償への支払いは「入場料」と考えてみることを勧めています。

例えばディズニーランドの入場料は1万円を超えようとしていますが、ディズニーランドの楽しさを知っている人なら、1万円を超えようと支払うはずです。

それと同じで、投資の市場に参加することは「お金を支払うだけの価値がある」と自分を納得させることが大切なのです。

まとめ

以上『負け組投資家がやってしまう、投資の神様が嫌う「残念な戦略」とは?』でした。

いかがでしたか?

「タダより高いものはない」と言われますが、タダ乗りは投資の世界では許されないということです。

初心者にとって「入場料」は高いかもしれませんが、初心者の壁を乗り越えてしまえばその「入場料」は安いものだと気づくはずです。


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