FIRE成功で「不労収入700万円」の男が迎えた結末とは?

FIRE成功で「不労収入700万円」の男が迎えた結末とは?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

現代ビジネスに掲載されたFIREの記事です。

最近日本のメディアでFIREに前向きな記事を見かけません。

今回もFIRE希望者には厳しい内容となっています。

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「FIRE」した人が迎えた結末

記事の前半はFIREを何の関係があるのだろうか?との内容が続きます。

3ページ目の後半になり、ようやくFIREの話題が出てきたのですが、いきなりネガティブな話でした。

私の友人には、投資や事業の成功によって数億円もの原資を手に入れ、それを元手にした株の配当金や不動産収入によって年に500~700万円ほどの収益を得て、仕事から解放され郊外の町でのんびりと暮らすことを実現した、いわゆる「FIRE」を遂げた人がいた。だれもが羨む暮らしを手に入れたはずの彼は、しかしそんな生活を半年も続けることができなかった。

記事の筆者の友人は年数百万円の不労所得を手に入れられるようになり、FIREを実現。

しかし半年も続けられなかったそうです。

彼は現在も潤沢な不労所得を得ていることには変わりないが、無職でいることはやめた。いや、やめたというより、やめざるを得なかったのだ。郊外の家を引き払って都会に戻り、本当は働かなくても暮らしていけるだけのお金があるにもかかわらず、普通にフルタイムの仕事をするようになっている。

現在はフルタイムの仕事をしているとのこと。

誰もが羨むような資産を手にしていながら仕事に戻るという決断。

この人に一体何が起こったのでしょうか?

「FIREからの卒業」を選択した理由

この方が辿り着いたのは、いわゆる「FIRE卒業」でした。

曰く、「FIRE」生活をはじめて開放感で心地よかったのは最初の1週間ほどだけだったという。1カ月が経過するころには、最初のような快楽はほとんど失われ、かえって孤独感や疎外感に苦しむことが多くなっていったという。毎日ぼんやりと時間を持て余し、その時間でいつのまにかネガティブなことばかり頭の中でぐるぐると考えてしまい、趣味をはじめようにも楽しいと感じられず、ついには「なぜ生きているのか」がわからなくなりそうなほど鬱々とした気分に陥ってしまったのだという。

FIRE生活を始めてから心地よかったのは最初の1週間だけ。

1ヶ月も経過すると、孤独感や疎外感に苦しむことが多かったとのこと。

今回の記事では「なぜ生きているのかわからなくなりそう」とまで書かれていました。

結局フルタイムの仕事に戻るわけですが、「FIRE卒業」の記事は本当に考えさせられます。

FIRE卒業者は「仕事から逃れたい」との想いからFIREを志したはずなのに、「孤独感」や「生きがいのなさ」に負け、結局仕事に戻る選択をしています。

FIREを成功させるには「孤独対策」が重要

そう考えると、FIRE実現のためには非常に大きな問題が二つあることになります。

一つは資金面。

FIREの「FI」は経済的自立ですから、会社を辞めても暮らしていけるだけの十分な資金を用意しなければいけません。

資産形成は投資やらで散々言われ尽くしていますから、改めてここで言うまでもないでしょう。

問題になるのが「孤独対策」「生きがい対策」です。

要するに「FIREしてからどう過ごすのか?」です。

FIREすると会社を辞めますから、「労働日」「休日」の概念が無くなります。

つまり会社を辞めると、休みの日がなくなるのです。

会社を辞めるまで週5日働いていた人にとって、働く日が0になる反動は私たちの想像をはるかに超えて大きいのです。

だからFIREを目指すなら、「何のためにFIREするのか?」「FIREする目的は何か?」を明確にしておかないと、再就職という最も意味不明な決断を下すことになるのです。

この問題の解決策の一つは、当ブログで推奨している「サイドFIRE」です。

フルタイムで働かないが、一定の社会とのつながりや仕事を残すことで、疎外感を抱かずに済みます。

そしてもう一つの解決策。

孤独を苦手とするタイプだと自覚している人であれば、そもそもFIREなど目指さないことをおススメします。

まとめ

以上『FIRE成功で「不労収入700万円」の男が迎えた結末とは?』でした。

いかがでしたか?

FIRE卒業のネガティブな話題が多く、FIREは目指すべき目標なのか?との疑問を抱かざるを得ません。

目指すのは構いませんが、綿密な準備がなければ結局会社に戻ってくることになる現実を理解しておくべきでしょう。

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