【準富裕層が思う】FIREの健康面のメリット・デメリットと目指すべきFIREの形とは?

FIREの健康面のメリット・デメリットと目指すべきFIREの形とは?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

毎度おなじみ「ビジネス・インサイダー」の記事からです。

今回はFIREを健康面から見たときにメリット・デメリットは何かを考えた記事となっております。

FIREは我々の健康面にどのような影響を与えるのでしょうか?

それでは早速見ていきましょう。

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FIREが健康面に及ぼすプラスの影響とは?

そもそも、早期リタイアが健康面に及ぼす科学的データというのは決して多くないようです。

その理由はこちら。

「早期リタイアの長所と短所に関するデータは、人々が早期退職する理由は2つしかないため、偏っている」

その2つとは、「退職できるほど裕福であること」または「健康状態が悪すぎて働けないこと」だという。

なるほど、この条件で会社を辞める人は、全労働者人口の中で見ても相当低い割合なのでしょう。

さらに研究に協力してもらえるとなれば、ますます少なくなるでしょうから科学的根拠となりうるだけのデータを集めるのは苦労しそうです。

となると、推測しながらの話になっていくわけですが、今回登場したイギリスの研究者によれば、FIREの健康面のプラスの影響といえば「ストレスの減少」を挙げています。

仕事をリタイアするとストレスがなくなるため、精神的およびに身体的に健康が短期的に向上する傾向があるという。その結果、喫煙や飲酒が減少し、友人関係を回復させたり、運動などの健康的な習慣を身につける時間が増える可能性があるという。

やはり会社を辞めるとストレスが圧倒的に減少するはずです。

これは誰しもが思うところではないでしょうか。

それだけ現代社会においては仕事のストレスが多くの人の心を蝕んでいるということです。

そうでなければ「FIREしたい」などと思う人も少ないのではないでしょうか。

健康面へのメリットで言えば、自由な時間が増えるがゆえに運動もおこなえるチャンスが増えますし、健康的な食事を用意できる可能性が増えます。

会社の勤務時間に縛られなくなりますから、睡眠時間が十分に確保できる可能性も高まるはずです。

仕事は充実感の源になり得る

一方で、会社を辞めることのデメリットとしては「社会とのつながりの喪失」が挙げられます。

今回の記事で登場した研究者は、孤立・孤独が「長寿に大きな影響を与える」可能性があることを指摘しています。

以下のような研究結果も明らかになっているようです。

スコットランドのグラスゴー大学(University of Glasgow)の研究者による2023年の研究では、社会的に孤立している人は何らかの原因で死亡するリスクが77%高いことが分かっている。

社会的に孤立していると、死亡リスクが高くなるとのこと。

ちょっとすんなり受け入れがたいデータではありますが、孤独は何かしらストレスとは異なる、何か精神面に与える影響があるのでしょう。

実際にFIREを辞める理由の一つとして「孤独に耐えられない」というものがあるようです。

また、会社を辞めることによって「やりがいを失う」というデメリットもあります。

その点では、仕事が健康面にプラスの影響を与える可能性も指摘されています。

自分が満足できる仕事であれば、満足感も得られ、自尊心が向上する。そのため、「仕事以外で自分のアイデンティティを高めるものがなければ、仕事を続けたほうがいいこともある」とグレーザーは話している。

また、高齢になってからも働き続けると認知予防に効果があるとも言われています。

「高齢で働くことは、認知機能を保護する効果があるようだ」とグレーザーは補足した。仕事をリタイアした後、認知機能、特に記憶力が低下する可能性があることは研究で示唆されているが、これはその人の仕事や退職してからの期間、退職後の過ごし方によって違ってくるという。

会社を辞めるとストレスはなくなるが、「人とのつながり」と「やりがい」もなくなる。

これがFIREの実態として私たちが理解しておかなければならないことなのでしょう。

「サイドFIRE」がベストなスタイル?

FIREを志向する人の多くは「仕事を早く辞めたい」という想いが強いはずです。

しかし「人とのつながり」と「やりがい」を失うことはメンタルヘルスにも大きな影響を与えそうです。

となれば、FIREする前からの対策として、お金を貯めるだけでなく「孤独対策」や「やりがい対策」も立てておくべきという話になってきます。

「孤独対策」であれば、地域や趣味を通じたコミュニティに参加しておくこと。

「やりがい対策」であれば、趣味やボランティア活動、資格試験にチャレンジするなど、情熱を注げるものを持ち続けること。

老後を見据えれば、精神的に刺激のある活動を続けている人はリタイア後も認知機能を維持できることが示唆されています。

となると、ある程度の経済的自立を果たした人であれば、健康面も含めて最適なスタイルは、一定の労働もおこなう「サイドFIRE」なのかもしれません。

フルタイム労働は回避し、仕事量をコントロールすることでストレス対策もおこないつつ、アルバイトやパートタイム労働で孤独ややりがいの対策もおこなえる。

仕事と向き合うことで常時多少のストレスもありつつ、同時に成長・改善のための刺激も与えられる。

しかも、わずかに収入を得ることで資産減少も抑制できる。

私たちが健康的に長く生きるために目指すべきFIREは「サイドFIRE」かもしれません。

まとめ

以上『【準富裕層が思う】FIREの健康面のメリット・デメリットと目指すべきFIREの形とは?』でした。

いかがでしたか?

FIREは資金面に意識が傾きがちですが、健康面にも考慮しなければなりません。

FIRE生活はゴールではなくリスタートです。

FIRE後、そして老後まで見据え、長期に渡りどのように生活していくかも含めてプランニングをしておきましょう。

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