【検証】「継続のちから」お酒と人との付き合い方を考え直せ
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日は雑誌『クーリエ・ジャポン』で見かけた特集から。
資産形成をしていると「続けることが大事」という事実を身をもって知ることになるのではないでしょうか。
さて、今回は「継続のちから」ということで、続けることがいかに重要かということで、いろいろなチャレンジが紹介されています。
続けた結果、どうなったのかが分かる面白い記事になっています。
記事の概要
世界中の記者たちが自身でいろいろなことにチャレンジしたようです。
今回の記事で紹介されていたのは以下の6つです。
・在宅だと続かない集中力、「やらないことリスト」を徹底的に試してみた
・3週間の「スマホ制限」で14歳女子に起こった目覚ましい"意識改革"
・真冬のオーストラリアで毎朝の「水シャワー」を1ヵ月続けてみたら
・体も心も劇的に変化した1ヵ月「本気の座禅」体験記
・1ヵ月「断酒生活」で私の体に起きたある変化
・「完全無欠コーヒー」をぼくが3年以上も飲み続けている理由
どれもちょっと気になるテーマですが、私が特に気になったのは『1ヵ月「断酒生活」で私の体に起きたある変化』です。
貯金の記事を書いてきた私にとって、お酒はある意味重要なテーマだからです。
何と言っても、お酒を飲まないほうが貯金ができると思っています。
お酒をやめるメリットを理解できれば、お酒にお金を投じることは無くなるのではないでしょうか。
では記者の体に起きた「ある変化」を見ていくことにしましょう。
ほぼ毎晩飲んでいたワインを断ってみた
冒頭の一節がこちら。
パンデミックによりお酒の飲み方も飲む量もずいぶん変わった人は多いだろう。
だが、コロナ禍が明けたらその変化はどうなるか?
コロナ前から在宅勤務でほぼ毎晩ワインを飲んできたというアメリカ人の作家は、試しに断酒してみることにしたという。その結果、起こった変化とは?
このアメリカ人作家は、20代の頃からビールを飲み続け、好みがビールからワインに変わったそうです。
さらに「週末のご褒美ワイン」が「ほぼ毎日のワイン」に変わっていきました。
コロナ禍に入り、グラス1杯か2杯のワインは仕事終了の合図になりました。
ワインは1日がんばった自分へのささやかなご褒美になっていました。
さらに、ワインは寝つきもよくしてくれますし、赤ワインなら健康効果も期待できます。
おそらくお酒を飲む人なら、なんとなく同意できることかもしれません。
日本でも「酒は百薬の長」と言ったりします。
多少のお酒はどんな薬にも勝るという意味で、これを口実にお酒を飲んでいる人もいるかもしれません。
そんな毎日のようにワインを飲んでいる人がなぜ断酒を試みようと思ったのか?
理由は「ソバー・キュリアス」なるトレンドの存在を知ったことでした。
意味は「シラフが気になる」。
お酒が飲めない訳ではないが、あえて飲まない人や、少量しか飲まない人を指す言葉で、アルコールとの関係性を見直し、一定期間断酒するという若い人たちを中心に拡大したムーブメントのようです。
新しい考え方という意味では「FIREムーブメント」とも似た風潮を少し感じます。
何かを断ち切るのは長きに渡り強い意志が求められ、なかなか難しいです。
実際、このアメリカ人作家も過去断酒にトライしたものの、数日も続かなかったと告白しています。
ただ、断酒に興味を持ったのはワインに対して疑問を持っていたからでもありました。
ワインは寝つきをよくしてくれるものの、一晩通して寝かせてはくれないという自覚があったからです。
ワインがもはや自分にとってプラスになっていないと感じていたようです。
そこで1ヵ月断酒することにトライしてみました。
断酒によって起こった「ある変化」とは?
記事では、1ヵ月のきっと苦しかったであろう断酒生活については特に触れられておらず、一気に1ヵ月の断酒後の変化に話が移っていきました。
このアメリカ人作家の体に起こった「ある変化」とは「睡眠」でした。
私の場合、最大かつ即座に改善が見られたのは「睡眠」だった。ワインを飲まないと以前より寝つくまで時間がかかるが、夜通し眠れるようになった。
途中で目覚めることなく、7~8時間の素晴らしい睡眠を得られるようになり、朝起きたときにはスッキリしていて、1日を始める準備ができていると感じるようになった。
いかがでしょうか?
お酒を飲まないと寝つけないと言う人も多いですが、お酒は睡眠の質を上げるわけではなく、むしろ下げているのです。
このアメリカ人作家はそれを身を以て理解できたのでした。
ちなみに、断酒で一番大変だったことにも触れています。
アルコールは、摂取しないと責められる唯一のドラッグ(薬物)だ。
厄介だったのは、飲んでも問題ないと説得しようとする人や、1杯だけ飲むように勧めてくる人への対応だった。
つまり自身での努力ではなく周囲による邪魔の対応のほうが大変だったと語っています。
この記事からの気づき2点
今回ご紹介した記事から貯金・節約における気づきが2つあります。
1つは「お酒はやめたほうがよい」ということです。
そもそもお酒はシンプルにお金がかかるため、支出を減らすためなら飲まないほうがいいです。
加えて、睡眠に対してデメリットをもたらすことも分かりました。
もう1つが「人付き合いもやめたほうがよい」ということです。
お酒は1人で飲むとは限りません。
飲み会で他の人と飲むこともあるでしょう。
となると、どうしても仕事が終わってから飲むことになり、必然的に帰宅時間が通常時より遅く、結果として睡眠時間が短くなります。
よって、お酒はどう考えても睡眠にプラスにはなっていません。
さらに人付き合いという点では、断酒の最大の障壁が他人だったことからも分かるように、実は自分の味方ではない人たちが周囲にたくさんいるということです。
本当の友人であれば、断酒している人に「1杯くらいいいじゃん」なんて勧めてきますか?
相手のことではなく自分のことしか考えていない絶対的な証拠です。
そんな相手との飲み会で自分の大切なお金が出て行ってしまうことを理解すべきです。
貯金記事には「お酒をやめる」「人付き合いを減らす」と書かれていることがありますが、今回の記事を見れば貯金できない人も一定の納得感を得られるのではないでしょうか。
お金と睡眠、この2つの面にデメリットがあるお酒と人付き合い(飲み会)、あなたはすぐにやめられますか?
まとめ
以上『【検証】「継続のちから」お酒と人との付き合い方を考え直せ』でした。
いかがでしたか?
この作家はその後62日間経過した時点でアルコールを飲んでいないそうです。
この作家の場合、ノンアルコールビールを代替品として飲むことで乗り切れたみたいです。
支出は多少減るかもしれません。
貯金・資産形成も宝くじのように一夜にして億万長者などありえず、継続が大事です。
貯金できないなら、何かを断ち切り、続けていく必要があることを理解してもらえればと思います。
以下関連記事です。
貯金の第一歩は断捨離です。捨てる、断ち切ることがスタートです。
準富裕層に到達した私でも食費という一費目だけでこれだけ注意しています。
貯金できる人はコロナ禍にあっても無駄な支出を増やしません。