将棋の藤井聡太竜王の年収1億円超えがうらやましくない2つの理由

将棋の藤井聡太竜王の年収1億円超えがうらやましくない2つの理由

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

2021年は将棋の世界でも大きな動きがありました。

理由はここ最近ずっと話題の中心であった藤井聡太竜王がさらなる活躍を見せたためです。

今回は珍しく将棋とお金に関する話題について触れてみたいと思います。

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実は「ライトな観る将」

私、実は「観る将」です。

特に藤井聡太が登場して、活躍するようになって以降ネットで将棋を見るようになりました。

きっかけはAbemaです。

たまたまAbemaを見たら将棋をやっていることを知り、しかも対局の様子を生で見れると知ってから、藤井聡太の対局はチェックするようになりました。

本当にここ1~2年の話です。

そもそも昔から自分でも将棋を指していたことはありました。

よって将棋自体についても興味関心は持っていたのですが、高校生くらいからは自分で指すこともなくなっていたように記憶しています。

しかし藤井聡太が登場して、タイトル戦もAbemaで生中継していることを知り、徐々に見るようになっていきました。

今では藤井聡太の対局スケジュールを把握して、Abemaで見れるときはAbemaで、見れないときはYoutubeで対局をリアルタイムで実況してくれるチャンネルを利用してチェックしています。

他人は他人だから

昨年、藤井聡太が「竜王」という将棋界で最高峰のタイトルを奪取し、四冠王となりました。

「竜王」というタイトルは賞金が4400万円で、将棋界最高金額です。

これが「竜王」の将棋界最高峰たる所以です。

藤井聡太は他にも王位、棋聖、そして叡王というタイトルを保持しており、他にもタイトルには含まれない棋戦で優勝したりしており、合計すると1億円を超える収入となる模様です。

特筆すべきは藤井聡太竜王がまだ10代であることです。

まだ20歳前の若者がすでに1億円を稼ぐとは恐ろしいとは思いますが、うらやましいとは思いません。

なぜなら彼が努力と実力で手にした収入であり、私は私なのでそれは致し方ないからです。

他人の収入の多さを「うらやましい」と思うだけで努力しない人はおそらく今後もずっと高い収入を得られないと思います。

藤井聡太竜王の活躍に「すごいなあ」と関心はする一方、収入の多さは努力の見返りですから私がどうこう言うものではありません。

収入を増やしたいのであれば、今の自分にできること、すなわち仕事だったり副業だったり投資でどうやっていくかを考えるのが筋だと思います。

将棋のスポンサーは新聞社だから

将棋にあまり興味のない人、詳しくない人からすると、「そもそも将棋の棋士ってどうやって収入を得ているの?」という疑問が生じるかもしれません。

かくいう私も正確なことを知っているわけではありません。

実際、一部はブラックボックスな部分もあったりして、すべてが公にされていません。

よって将棋棋士の収入についてすべては語れませんが、一部知っている事実があります。

それは将棋界のスポンサーは「圧倒的に新聞社が多い」ことです。

現在将棋界には「8大タイトル」と呼ばれる棋戦があります。

日本将棋連盟のHPを見ると、各タイトル戦の主催となるスポンサーは以下のとおりとなっていました。

タイトル名スポンサー
竜王読売新聞
名人毎日新聞、朝日新聞
王将毎日新聞、スポーツニッポン
王位北海道新聞、東京新聞、中日新聞、
神戸新聞、徳島新聞、西日本新聞
伊藤園
王座日本経済新聞
棋王共同通信、地方各紙
棋聖産経新聞、ヒューリック
叡王不二家、ひふみ、SBI証券

ご覧いただくと分かるとおりで、明らかに新聞社が多いです。

なぜ新聞社が将棋のスポンサーになっているかというと、新聞に将棋のコンテンツが掲載されているのが購読者獲得のメリットだったからだと推測されます。

新聞を購読していたことのある人なら、新聞のとあるページの下のほうに将棋が掲載されているのを目にしたことがあるのではないでしょうか。

将棋はだいたい一局100手前後を指すことになります。

中にはもっと多くなることもあります。

一局のすべての手を限られた紙面に掲載するのは事実上不可能なため、何日かに分けて掲載されています。

コアなファンであれば「次にどんな手を打つのだろうか?」と次の日が気になるので、これが読者獲得の一助になったのではないかと推測しています。

ただ、どれほどの効果が見込めたのかは分かりません。

他には野球やゴルフなどのスポーツと比較すればはるかに低価格で広告宣伝活動ができるのかもしれません。

そういう意味では将棋と新聞は親和性があった可能性があります。

しかし、多くの人がご存知かと思いますが、新聞はインターネットの後塵を拝し、読者はどんどん減少しており、もはや斜陽産業とも言えます。

最近はコロナ禍で「おうち時間」が増えたせいか、減少傾向に若干歯止めがかかったようですが、それでも時間の問題でしょう。

新聞購読層はインターネットをあまり利活用できていない年配層が圧倒的に多いはずですから、将来的な新聞購読層の減少は目に見えています。

となると気になるのは、収入の大部分を新聞社に支えてもらっている将棋界です。

しかも現在はたまたま「藤井聡太」という超新星が現れ、世間が注目してくれているという特需の状態とも言えます。

この状況も何年続くか分かりません。

となると、新聞社が衰退していく一方で「将棋」というコンテンツに魅力を感じ、新たなスポンサーとなる企業が現れるかどうかです。

正直あまり魅力的には映らないのが個人的な見解です。

となると長期的に見ると、将棋界が衰退しそうに感じます。

将来先細る可能性が高い業界に身を置きたいとは思わないため、現在収入が多いからといって「すごくうらやましい」とは感じません。

職業は未来を見据えた選択が必要

では、あなたが働いている会社の業界はどうでしょうか。

人口減少に入った日本の企業に勤務しているだけで「斜陽」と言われたらもはやそれまでですが、日本の中でもさらに差異はあります。

今の業界は未来も存在しているのか、今後成長できるのか、長きに渡り働き続けるには将来的な見通しも考慮すべきではないでしょうか。

期待値が低ければ収入増加の可能性も低くなります。

またAIを始め新技術の登場によって自分の仕事がどうなるかも考える必要があるでしょう。

すでにAIの登場によって無くなったり、無くなりはしないものの業務に変化が生じている人は少なくないかもしれません。

どんな技術が登場しようと不可欠な人材になるべく、オリジナルな存在になっていけるようスキルを習得し、そのスキルを高める必要がありそうです。

お金も未来を見据えて考えるべし

未来を考えるという点においては、本ブログの主題である「お金」もそうです。

今の楽しさが大事なのはものすごく理解できます。

しかし将来、いわゆる「老後」をいかに乗り切るかを考えることも大事です。

現時点で今後も人口減少が続いていく未来は予見されています。

物価も上がり、給与も増えず、手取り収入は増えない未来が見えています。

年金も減少が予想される中で、給料が入ったらパーッと使い、何の蓄財もせず、老後は年金でなんとかなると思っている生き方で良いのかは考えるべきではないでしょうか。

多くの人が「蓄財しておけばよかった」と後悔しているのも事実です。

自分が楽しいと思えることにお金を使うのは良いことだとは思います。

しかしそればかりでは老後を乗り越えられません。

非常に難しい問題ではありますが、私個人としては将来を見据えた資産形成をおこなったほうがよいのではないかと考えています。

まとめ

以上『将棋の藤井聡太竜王の年収1億円超えがうらやましくない2つの理由』でした。

いかがでしたか?

藤井聡太竜王はすごいと思いますが、それは収入の多さではなく努力や才能に対してです。

収入の多い人をうらやむことはありません。

それ相応のリスクを負い、そして努力して得られた結果です。

私はリスクを冒していませんから、高い収入を得られる資格もないことを理解しています。

自分でできることに集中するのが一番です。

他人と比較しない、自分で考えて行動する、未来を見据える。

これら3つは常に意識しておくべきだと思います。

以下関連記事です。

「お金は使ったほうが楽しい」というのは理解しますが限度があります。

貯金すらしない人はいつまでも働き続けられない事実を理解しておくべきです。

老後にはさまざまなことでお金がかかることをあらかじめ知っておくと将来の備えもより万端となります。

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