資産運用で損しないために知っておきたい資金移動の”3つの落とし穴”
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
「資産運用で損をしないためにはどうすればいいか?」
投資をおこなう誰もが思う命題に対しサラリーマン投資家YouTuberのタザキ氏の回答は「初心者のうちは下手に動かないこと」。
その理由を見ていくことにしましょう。
『敗者のゲーム』
最近の私は米国株への信頼が少し揺らいでいます。
その結果、つみたてNISAは全世界株式をメインに変更しようかどうしようか迷っています。
そんな中で目にしたのが今回の記事です。
記事の中では名著『敗者のゲーム』が紹介されています。
インデックス運用が良いと言われても、それは想像以上に退屈な投資なので、アクティブな投資への誘惑に負けてしまいます。
負けないインデックス運用をするにあたり、示唆に富んだ分析が豊富なのがチャールズ・エリス氏の『敗者のゲーム』です。第8版まで出ているベストセラーです。長年読み継がれているだけあって、時代を超える法則を教えてくれます。この本の特徴として、『敗者のゲーム』という個性的なタイトルが挙げられます。
投資に興味がある人なら誰もがタイトルは聞いたことがあるでしょう。
これは、アマチュアのテニスの試合のようなものです。素人のテニスの試合は、目の覚めるようなショットで点が入るというよりは、相手のミスで点が入ることが多いですよね。
一方プロの試合は、ミスはほとんどありません。素晴らしいショットにより点を獲得することが多くなります。プロの試合は「勝者のゲーム」ですが、アマチュアの試合は「敗者のゲーム」です。
インデックス投資は正直設定さえ済ませればやることがありません。
それ故に何かしたくなるのですが、何もしないほうがよいのですが、ついついやってしまうミスがあります。
資金移動で陥りがちな3つのミス
今回の記事では、投資は「敗者のゲーム」に近く、ミスの少ない方が結果的に勝ちやすいとしています。
投資におけるミスが生じるタイミングは「資金移動」。
ミスを少なくする方法は、とにかく「余計な資金移動をしない」こと。
ここではありがちな3つのミスをご紹介します。
1.タイミングのミス
2.移動先のミス
3.投資期間のミス
1つめは「タイミングのミス」です。
投資初心者に限らず、すべての人が投資の売り買いのタイミングを完璧に掴めるはずがありません。
高値を掴み、安値で手放しがちです。
だったら下手に動かないほうがマシです。
2つめは「移動先のミス」です。
レジに並んでいると隣のほうが早そうなので列を変えてみたら、移動先が進まず、結局移動前の列のほうが早かった、なんて経験は誰しもあるのではないでしょうか。
投資も似たようなもので、余計な動きをとったことでリターンが減少することが起こります。
3つめは「投資期間のミス」です。
投資は短期で見れば「マイナスサムゲーム」であるのに対し長期投資であれば「プラスサムゲーム」に変わる可能性があります。
だから余計な資金移動はせず、ただただほったらかしにするが良いのです。
運用成績が最も良かったのは「何もしなかった人」
結論としては、「下手に動かない」。
とにかく下手な動きをしないこと。これに尽きます。フィデリティという運用会社がおこなった2003年から2013年の顧客の運用パフォーマンスの調査では、「運用を忘れていた人」のパフォーマンスが最も良かったそうです。
つまり、何もしなかった人です。余計な売買をすると、タイミングも間違えるし、移動先も間違えます。じっと動かずいるだけで良いのです。下手に動けば、金銭的コストが上がります。
ポイントになるのは儲けようとするか、損しないようにするかです。
儲けようとするあまり積極的に動いて損するくらいなら動かないほうがマシです。
もちろん動くときは損するなどとは考えていないはず。
将来の損益は誰にも分かりません。
迷ったときには「動かない」と決めておいたほうが良さそうです。
まとめ
以上『資産運用で損しないために知っておきたい資金移動の"3つの落とし穴"』でした。
いかがでしたか?
目先の運用成績が悪くなると、ついつい変更を考えがちです。
しかし投資開始時の初志貫徹で動かないのが正解かもしれません。
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