一人暮らしで貯金できない人は、無理しないとお金は貯まらない

一人暮らしで貯金できないなら、無理しないとお金は貯まらない

一人暮らしで貯金できない人でも、無理せず貯められる方法』という記事を読みました。

こういう記事が出てくるということは、一人暮らしをしていて「貯金ができない」「お金がない」と悩んでいる人が多いのでしょう。

悩む暇があったら、さっさとお金を貯め始めませんか?

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今回の動画は『47歳で金融資産5000万円を築く過程で捨てて良かったもの7選』です。おかげさまで47歳のときに金融資産5000万円を達成しました。その過程でいろいろなものを捨ててきました。捨てた結果、支出が削減でき、貯金のペースが上がっていきました。そこで今回は「これを捨てれば貯金できる!」というものをご紹介していきます。
また、『【本物の準富裕層が語る】「金融資産5000万円は勝ち組」は真っ赤なウソ』も公開していますので、併せてご覧ください。
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一人暮らしの38.6%が貯金ゼロ

そもそも一人暮らしで貯金のない人はどれくらいいるのでしょうか?

家計の金融行動に関する世論調査の単身世帯調査(平成30年)の結果を見てみましょう。

年齢別に見て貯金ゼロ(金融資産非保有)の割合は以下のとおりです。

20代45.4%
30代39.7%
40代42.6%
50代39.5%
60代26.7%
全体38.6%

金融資産非保有の世帯は、全体で38.6%になりました。

20代で45.4%いるのは、仕方ないことなのかとも思います。

しかし、40代で42.6%もの人が金融資産非保有というのはいかがなものか。

50代・60代でも実に多くの人が金融資産非保有であることが分かります。

余計なお世話かもしれませんが、これで残りの人生を乗り切れるのか心配になります。

年収が多くても貯金できない人はたくさんいる

また年収別に金融資産非保有世帯を調べてみると、以下のようになります。

収入はない66.7%
300万円未満44.5%
300~500万円未満27.4
500~750万円未満16.2%
750~1,000万円未満4.5%
1,000万円~1,200万円未満
18.8%
1,200万円以上50.0%

年収が多くなれば多くなるほど貯金には有利に働くことが分かります。

その一方で、さらに年収が高い層になると、逆に金融資産を保有している人が少ないことも分かります。

これは収入が多いことで油断してしまい、散財しがちになることを表しているのではないでしょうか。

収入が増えれば貯金ができるようになると思っている人にとってはショッキングなデータかもしれません。

しかし、これが現実なのです。

お金を貯めることは「収入-支出」を1円以上にすること

お金を貯められない人にとって、お金を貯めるとはどういうことか分かっていないかもしれません。

今回の記事では非常に適切な数式が紹介されていました。

「貯金=収入-支出」

収入が支出を1円でも上回るようにすることを貯金といいます。

そんなこと当たり前と思われるかもしれませんが、お金を貯められない人は当たり前のことを実行できていません。

また、収入が増えれば貯金できると思っているかもしれませんが、先の年収別の金融資産非保有世帯の割合のデータからも分かるように、収入が増えてもお金を貯められない人は貯められません。

支出は収入の額まで膨張する

収入が増えても、お金を貯められないのはなぜでしょうか?

この理由は簡単。

あなたの支出が収入の額まで膨張しているからです。

これはパーキンソンの法則と呼ばれる有名な法則であり、当ブログでも何度となく紹介してきています。

要するに、お金を貯められない人は、お金を使いすぎているから貯められないのです。

ということは、お金を貯められるようになるにはどうすればよいか?

それは、支出を減らすことです。

お金を使いすぎているからお金が貯められないし、収入が増えても収入と同じ額まで支出は膨張する。

だとすれば、お金を貯めるためには、支出を減らすしかないのです。

ところが、あるだけお金を使っていた人が、いきなり支出を減らすことなどそう簡単にはできません。

意識や行動を変えるためには、何かしらの無理をして、最初に負荷をかけなければ実現不可能でしょう。

そこで今回の記事では提案の一つとして、強制的にお金を使えないようにする方法を紹介しています。

お金を使えないようにして貯金する方法

お金が手元にあると使ってしまうような人へおすすめの貯金法として、2度と引き出すことのできない、あるいは引き出しづらい状況を作り、強引にお金を貯めにいく方法があります。

一般的には「先取り貯蓄」と呼ばれる方法になります。

先取り貯蓄の方法としては、次の方法が挙げられます。

1.財形貯蓄制度

会社に制度があることが大前提ですが、あるならば使うべきです。

一定額を給与天引きして貯金する方法です。

一定期間引き出すことができなくなるため、強制的にお金を貯めることとなります。

2.iDeCo

個人型確定拠出年金です。

自分の老後のために定期的にお金を積み立てる制度です。

老後のための制度ゆえに、積み立てたお金を引き出すことができるのは60歳になってからです。

そのため、強烈な強制力が働きます。

また、掛け金が全額所得控除の対象になるため、税金が戻ってきますから、お得です。

投資は分からない、怖いという人であれば、商品の中に定期預金が含まれていることもありますから、リスクは最小限に抑えられます。

ただし、手続きが面倒で、開始までに時間がかかるため、貯金できないような人の場合、手続きの時点で心が折れる可能性があります。

ここは気合いで乗り切りましょう。

3.積立定期預金

銀行などの金融機関で、毎月積み立てる貯金です。

銀行に行って手続きすれば、すぐに始められる点ではiDeCoより優れています。

しかし、財形貯蓄やiDeCoに比べると簡単に引き出せるため、強制力が弱いです。

簡単には引き出せない工夫が必要となります。

先取り貯蓄のデメリット

先取り貯蓄はお金を貯める方法の定番として知られています。

お金が先に貯まるのが最大のメリット。

あとは、残りのお金で1ヶ月の生活ができれば、お金が貯まるはずです。

ところが、残念ながら先取り貯蓄でもお金を貯められない人たちがいるのも事実です。

それは、お金を貯める行動はとりながら、支出を減らすことができないからです。

例えば、2万円を先取り貯蓄したら、1ヶ月の生活費を2万円減らさなければ貯金できません。

この2万円をいかに減らすかなのですが、残念ながら支出を減らすことができず、月の途中でお金がなくなり、結局別の口座からお金を引き出してしまい、貯金できない人が一定数います。

結局行動を変えるには意志の力が必要

今回ご紹介した記事のタイトルには、「無理せずお金を貯める」とありましたが、残念ながらお金を貯められない人がお金を貯められるようになるためには、必ずと言っていいほど無理が生じます。

これまでの行動を変えなければお金が貯まらないのですから、当然のことです。

先ほどご紹介した先取り貯蓄の失敗例は、お金の貯まる口座が別の口座に移っただけの状態です。

繰り返しになりますが、お金を貯めるには支出を減らすことが必須といっても過言ではありません。

となると、結局のところ、お金を貯めるために本気で支出を減らせるかどうかにすべてが懸かってきます。

意地でもお金を貯めると誓い、意識と行動を変えるしか道はありません。

先取り貯蓄は、お金を貯める方の行動であり、支出を減らす方の行動ではありません。

それでは、本気で支出を減らすためには、どうしたらよいのでしょうか?

本気で支出を減らしたいなら断捨離がおすすめ

ようやく重い腰をあげて、本気でお金を貯めたいと思うのならば、おすすめしたいのは断捨離です。

断捨離とは、一言で言うならば、いらないものを捨てることです。

家の中にはいろいろなものが置いてあるでしょうが、すべてのものを使って生活しているわけではないはずです。

家にあるけれど、全く使わなくなったものがたくさんあるのではないですか?

いらなくなったもの、いらないものはすべて捨ててしまいましょう。

迷うこともあるでしょうが、思い切ってどんどん捨ててください。

残ったものが、今の自分にとって必要なものです。

自分にとって必要なものを見極める作業を通じて、ものに対する意識が変わります。

今まで軽い気持ちで買い物をしていたのに、断捨離を経て以降は、「これは本当に必要か?」と自問自答するようになってきます。

この気持ちが生じ始めたら、しめたものです。

ひとつひとつの買い物に慎重になってきます。

この心境にたどりつけば、支出は減ったもの同然です。

最初に「ものを捨てる」という困難さえ乗り切ることができれば、それほど無理せずとも支出を減らすことができます。

お金が貯まらずに困っている人は、まず断捨離をして、自分にとって本当にひつようなものを見極める作業に取り組んでみてはいかがでしょうか?

まとめ

以上『一人暮らしで貯金できないなら、無理してでもお金を貯めろ』でした。

お金が貯められない人は、意志が弱いのだと思います。

自分の欲求に逆らえない。

自分に負けているだけです。

本気でお金を貯めたいのであれば、自分に打ち勝つしかありません。

断捨離をしたり、先取り貯蓄をしたりしていると、徐々に自分の心境に変化が出てくるはずなので、その時期が来るのを待ってください。

一人暮らしでは、誰も助けれくれません。

自分で自分を変えていくしかないのです。

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