「ノイローゼになりそうなほどつまらない」経験者が語る“FIRE”しても幸せになれないワケ

「ノイローゼになりそうなほどつまらない」経験者が語る“FIRE”しても幸せになれないワケ

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

FIREで幸せになれない?

FIREを目指している人にとっては気にならないわけがありません。

はたして一体どういうことなのでしょうか?

記事の中身を見ていくことにしましょう。

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FIREでは幸せになれると思う派が多数派だが・・・

元ネタはR25がおこなったTwitter上でのアンケート結果でした。

アンケート結果の円グラフは以下のとおりです。

幸せになれる派は59.4%、幸せになれない派は40.6%。

全回答が128人ということは、幸せになれる派は76人、幸せになれない派は52人ということになります。

よって幸せになれると思う人の割合がやや多い結果となりました。

FIREを目指している人からすると気になる結果でしょう。

なぜなら、幸せになれると思わない人が意外と多いから。

FIREで幸せになれないと思うのはなぜなのでしょうか?

具体的に意見が紹介されていますから、順番に見ていきましょう。

「FIRE」で幸せになれないと思う派の意見

FIREで幸せになれないと思う派の意見は大きく4つ紹介されていました。

幸せになれないと思う理由①退屈でつまらない日々になる

まずは北の達人コーポレーション社長の木下さんの意見。

【経験者です】

私自身、27歳くらいでセミFIRE状態になったが、ノイローゼになりそうなほどつまらなかった。

また、友人知人でもFIREした人はいるが、決して楽しそうには見えない。

情報商材やサロンなどライフスタイルに憧れさせることによってそのノウハウを売る立場の人のポジショントークを除くと、FIREで幸せになった言う話は私は聞いたことがない。

人間は「何もしなくてもいい」状態や「したいことはあるが、今すぐでなくていつでもできる」状態では本当に何もしなくなり、何もしない生活は本当に生きている価値がないことに気づいた。

今は、現役であることのしんどさや苦労はあるが、FIREを経験した者からすると、そのしんどさや苦労さえありがたく感じる。

私の場合はFIRE状態が1〜2年程度だったので元の世界に戻れたが、この期間が長いと、現役にはなかなか戻れない。
現場感を無くしたFIRE者は現役社会が受け入れてくれないのだ。

むやみにFIREブームに乗せられるのではなく、本当にFIREして3〜4年経っており、情報商材やサロンをやっていない人を見つけて話を聞いた方が良い。

社長ですから仕事が好きなのではないでしょうか。

その背景もあり、働かない日々などとてもつまらなく感じたのでしょう。

あと、27歳という若い年齢でのFIRE経験も原因のように思います。

若いうちからFIREするのは確かに退屈になるのではないかと私も思っています。

幸せになれないと思う理由②人との繋がりが薄れて孤独になる

2つめは次のような意見です。

両親が私の物事つくかつかない頃にFIREをしています

両親ともに社交的な人ではないので友人も少なく、子供の私から見ても社会から断絶されている様に見えます
それが嫌で私は仕事しているわけですが

FIREしたあとも趣味等の何らかの形で友人を作るコミュニティに属するなど社会的な関わりを持たないと世間知らずの孤独な老人になるだけだと思います

ただ楽しめる人もいると思います

社会との繋がりがなく、孤独になるため幸せになれないという意見です。

一人でいることが楽しめる人でないとFIREは楽しめないかもしれません。

幸せになれないと思う理由③「貢献感」を得にくくなる

3つめは「貢献感」です。

全然そう思わないし!
全く興味ないです!

生きてる限りなんか役に立てることをしてる方が精神的にも幸せだと思います!

あ、でもFIREの人がに関係なく、やりたいことやって、誰かの役に立つことをしてるなら、それは羨ましいかも!?

まあ、でも僕の周りにはそんな人が居てないのでわからんなーw

人が幸せを感じられるのは、誰かの役に立っているという貢献感だからという意見です。

働くことは貢献感を得られる一つの方法です。

FIREをすると貢献感を得られる方法を手放すのですから、貢献感という点においては他の方法を見つける必要があります。

幸せになれないと思う理由④FIREすることだけでは幸せになれない

4つめはFIRE自体に対する考え方です。

FIREは手法のひとつであり、あくまでその人の「目的次第」となるかと思います。

FIREの部分を「お金・役職・整形」などの幸せになるための手法に置き換えても同様で、何より大切なのは「どんな人生を送り、幸せになりたいのか」をまず定義することだと思っています。

これは私も常々言っていることです。

何のためにFIREするのか?

仕事が嫌だからFIREしたいと考えるのは悪いことではありません。

しかしFIRE後に何をしたいのかが無ければ、暇を極めることになり、①の「退屈でつまらない日々になる」ことが目に見えています。

「FIRE」で幸せになれると思う派の意見

FIREでは幸せになれないと思う意見が続いたのですが、最後は幸せになれるという意見も紹介しておきます。

自由は不幸だとかいう人はいるけど、僕が思うのは、

自由な人が仕事に就き直すのは本人の意思でなんとでもなるんだけど、
社畜の人が自由を手に入れるには本人の意思だけでは到底ムリというのがあって、

そういう意味では、やはり自由な人の方が選択肢が多いという意味では優位だとは思う。

やはり「自由」を手に入れることは幸せになるという考え方です。

会社員は週5不自由ですから、好きなことに圧倒的に時間を使えるほうが楽しく生きられるはずです。

ただし、「好きなこと」「やりたいこと」があるかどうかです。

仕事からの解放のみを目的としたFIREは、会社を辞めた時点で「FIRE達成」です。

その後の生き方は何も考慮されていません。

となれば、FIREしても幸せになれない意見にモロに当てはまることになります。

最初の数か月は会社に行かない自由な生き方が楽しいかもしれませんが、いつか終わりを迎えるでしょう。

しかし一定の期間を過ぎると退屈で、孤独で、貢献感もなく、ただ会社を辞めた人に落ちぶれてしまう可能性があります。

FIRE後に何をしたいのか?

FIREをしたいと考えるより「会社を辞めて何をしたいのか?」と考えたとき、答えがスッと出てこない人はFIREを考え直したほうが良いのかもしれません。

まとめ

以上『「ノイローゼになりそうなほどつまらない」経験者が語る“FIRE”しても幸せになれないワケ』でした。

いかがでしたか?

最後にまとめです。

「FIRE」で幸せになれないと思う4つの理由

1.退屈でつまらない日々になる

2.人との繋がりが薄れて孤独になる

3.「貢献感」を得にくくなる

4.FIREすることだけでは幸せになれない

4の「FIREすることだけでは幸せになれない」がすべてです。

FIREは「目的」ではなく「手段」です。

FIREを目指しているひとはFIRE後に何をしたいのか、とことん考えたほうがよいでしょう。

仕事が嫌だからFIREを目指すのであれば考え直すほうが得策です。

ただし、資産形成は継続すべきです。

お金はいざというとき助けてくれますし、必要なときに無いことほど不幸はありませんから。

以下関連記事です。

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お金の自由と時間の自由を手に入れた状態こそが本当の自由と言えます。

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